ガラスの靴のその先に、
この地球上にあって欲しい世界を
夢みて、
奇想天外に、構想したスタートアップ。
採択された。
だから、とても、嬉しい。
奇想天外な「事業構想」と、練った「知財戦略」だけで、プレゼン。
スタートアップ・アクセラレーション 採択10社のうち、
私だけプロダクトは、まだない。
AR(拡張現実)に絡んだ、
スタートアップを作ります。
”「街」÷「AR」=
誰をも 街の 大切な一人に”
- 世界で、二人目の、「共感者」 ついに現る
- 常識に反する、「見たことのない、世界観」
- 「世界観」を生み出した背景 「200の月」の時間
- 「発見」 ガラスの靴にあった、「幸せの痛み」
- 処方箋「幸せの痛み」 ガラスの靴には、「試行錯誤」
- 処方箋「幸せの痛み」 「街」へは、私、つくります。
9月1日、愛知県の発表がありました。
伊藤広道(私)の新プロジェクトが、テキサス大学オースチン校と愛知県による、A2 スタートアップ・アクセラレーション・プログラムに採択されました。
今、オースチン校のサポートを受けています。
(オースチンは、シリコンバレーにちなみ、シリコンヒルズとも呼ばれ、今、イノベーションの新しい聖地に。)
ついに、世界で、二人目の、
「共感者」 現る
7月末、面接は、ZOOMオンラインにて。持ち時間は、55分。
20年ぶりの英語プレゼン。オースチン校の方が、すごい!とおっしゃっていただけたのが、何より、うれしかった。
とうとう、世界で2人めの、共感者です。
私の描く、この地球上にあって欲しいもの。その世界観は、かなりヘンテコです。だから、理解者は、めったにいない。
ちなみに、「3年間で、2人目」です。理解しがたい、見たこともない、このキテレツで、ヘンテコな、私のつくろうとする世界観に、こころを、響かせた人。
常識(定番イメージ)に反する
「見たことのない、世界観」
見たこともない、キテレツで、ヘンテコな世界観? 原点は、17年間の「ガラスの靴」の仕事にあります。
Dearest® ガラスの靴に、最初に触れた時、たちあがる、見たこともない、世界観。
その瞬間、電気の走る、幸せが、ウィンクしてくる時間。
スタートアップでは、この幸せの時間を、今度は、「街」に、くりひろげます。
最初は、ヘンテコな印象を、もたれるかもしれません。その実現には、もう少し、時間がかかります。
ひとつ、ひとつは、小さい、小さい、幸せ体験。この小さな小さな幸せが、街にあふれ、ウィンクしてくる、未来の日々のことを、待っていてくださいね。今はまだ、その具体的なことは、内緒です。
今日は、大切なことを。
この奇想天外な、世界観が生まれた「背景」です。
すべての始まりは、ガラスの靴という旅をとおして、「幸せの痛み」を発見したこと。
17年間。200ヶ月。
「世界観」を生んだ背景
めぐりめぐる、200の月の時間
「Walk Two Moons」(Sharon Creech)という本、ご存知ですか?
「表紙」に、魅せられました。
日本版は、「めぐりめぐる月」(偕成社)。
本の扉を開くと、まっさきに、こんな言葉がでてきます。
”人をとやかくいえるのは、その人のモカシンをはいてふたつの月がすぎたあと”
(邦訳 もき かずこ)
「美しい表紙」・・・
いつも、隠されているのです、
その奥に、大事なことは。
でも、気づくのは、はてしなく、難しいこと。
2度も、月が、めぐりめぐるほどの時間を、一緒に寄り添い、一緒になぞり、はじめて、奥に隠された、大事なことに、巡り合う、ということ。
私にも、ある日、唐突に、「奥に隠された大事なこと」のわかる日が来ました。
「ガラスの靴という旅」は、私の「Walk Two Moons」。
17年間だから、200回の、めぐりめぐる月の時間。
「ガラスの靴」を作る旅は、お客様のお一人、お一人に寄り添い、人生をなぞり、そして、お一人、お一人に、お祝いの1品を、作るという、「めぐりめぐる月」。
発見 ガラスの靴にあった
「幸せの痛み」
来る日、来る日と、新しいお客様と出会い、
一緒に、想い出となるガラスの靴を考えていく、
めぐりめぐる、200の月の時間。
隠された「幸せの痛み」。
・・・
ある日は、高校3年生男子が、卒業して県外に進学する彼女のため、最高のガラスの靴をつくるために。(10年前)
・・・
ある日は、挙式を直前に控えた新郎新婦からの、せっぱつまったご相談。(12年前)
・・・
ある日は、基本、夢が壊れないように、お客様とは「会わない」スタンスなのですが・・プロポーズを控え・・どうしても会って打ち合わせをしたいと、遠路はるばる4時間かけ、運転して、とある場所にて、打ち合わせをしたり・・・(3年前)
・・・
ある日は、母国に彼女を残し、自分の夢「クリエーター」になるために日本に来て、日本語を覚えるところからスタートし、武者修行をし、ついに、その分野で著名な企業にて、夢を実現。自信を得て、とうとう「ガラスの靴」を制作に。会社のお盆休みを利用して、母国に残した、彼女にプロポーズするために、そして、迎えにいくために。(6年前)
・・・
ある日は、海外の人が、知り合いの日本人をつかまえて、国際電話をかけてきたり・・(15年前)
・・・
ある日は、お父様から、お電話。「長女」のご結婚をお祝いする「ガラスの靴リングピロー」を作りたいという、ご希望です。基本、会って夢が壊れないように、会わないスタンスなのですが、なぜか、お父様と、お話しさせていただくうちに、お父様のお話が楽しく・・ とあるホテルのカフェで、待ち合わせ。すると、主役「長女」以外の、ご家族、全員が・・ おばあさまも。急遽、ホテルの方に、席を、コーナーのソファー席に、移していただきまして・・ 結果、なんとも、楽しい打ち合わせに。(4年前)
・・・
ある日は、無理を承知でと、やっぱり会いたいという(基本、夢が壊れないように、会わないスタンス)、強いご希望をお持ちの方に、ある場所で、完成したガラスの靴を手渡すと、その2時間後、もうプロポーズをされて、「プロポーズ成功のメール」が届いたり。(10ヶ月前)
・・・
処方箋♡「幸せの痛み」
ガラスの靴には
「試行錯誤する時間」
お客様は、はじめて、ガラスの靴をつくられます。とうとう、ガラスの靴を作ろうと、オーダーを決断した瞬間に、「暗闇」に、入ります。上の7つのエピソードのように、かいもく、どう、手を付けていいか、判らなくなることから、始まります。
この暗闇から、隠れている「幸せの想い」を、この世界へと、そぉっと取り出す、その「新しい仕組み」が、この春、構築した「自動デザイン」。(改正意匠法「画像意匠」出願中)
ガラスの靴の「幸せの痛み」には、「試行錯誤する時間」こそ、必要だったのです!
「自動デザイン」をつかって、試行錯誤をしながら、わからない、もやもやっとしたものを、この世界に取り出して、美しいデザインとして、見られれば、心の奥にしまいこんでいた、大切な気持ちに、ハッとすることも。
まだの方は、ぜひ「試行錯誤の時間」 試してみて!
10分もしないうちに、実感されます。「暗闇」は消えて、むしろ、身体のうちに、贅沢な気分さえ、芽生えてきた、新しいご自身を、発見していらっしゃることを。
ちなみに、下のスクリーンキャプチャーは、テキサス大学とのオンライン面接を、直前にして、緊張して、「暗闇」にいる自分自身に、エールを送るために、20分くらい試行錯誤して、作ってみたデザイン。
(今は、時はまだと、オーダーされなくても、今日のご自身のために、「Dearest®」自動デザインを試して、ご自身の「ガラスの靴」デザイン、みてみるだけでも、きっと、ときめく、ご自身に出会えます。デザイン試作を、どうぞお試しください。ページ「コレクション一覧」→「商品ページ」にて)
処方箋♡「幸せの痛み」
「街」には・・
私、つくります。
「街」にある「幸せの痛み」の処方箋・・ 私がつくるスタートアップです。
隠れていないで、「幸せの痛み」を、外に出してあげて、「小さな幸せ」を、いっぱい、いっぱい、「街」にあふれるように、生み出します。楽しみに待っててください!
秘めたテーマは、「Dearest®」と、同じです。
You are an essential dream on this earth.
あなたは、この地球になくてはならない、美しい夢。
こんどは、「街」にこそ!
その日を楽しみに、どうぞ、待っていてくださいね!
あ、もう1つ、肝心なことを。
Dearest® ガラスの靴、
これからも、どうぞ、よろしくお願いいたします。
伊藤広道
こぼれ話: 「ガラスの靴」制作サービスの17年の歴史にも、実はあった、ヘンテコな世界観
実は、この「ガラスの靴」制作サービスも、17年前(2003)は、じつに、ヘンテコな存在だったんです。
ガラスの靴に、プリザーブドフラワーの薔薇をつけるデザイン「With Rose®」がそれです。
当時、「ガラスの靴」の、くぼみの”内側”に、「薔薇の飾り」という発想は、ヘンテコな組み合わせでした。「頭」で考えれば、なんで、その組み合わせになるの?と、当時は、そうなったものです。ガラスの靴の外側、その足元を薔薇で飾りつけるなら、まだしも。(模倣業者も、なんと12年間、出ませんでした。頭では、ありえない組み合わせだったのです)
だけど、お客様の、心には、綺麗!と、理屈抜きで、最初から、こころに、刺さっていったのです。じわじわと「With Rose®」のファンが、広がったのでした。
P.S.
200のめぐりめぐる月。
お客様には、私、どれだけ勇気をいただけたことか。感謝ばかりです。17年。この間に3回も脳腫瘍になって、なのに、毎回、克服できた。大きく中断をしなくても、続けられた。こうして今、スタートアップという、大きな挑戦をする「勇気」 今の私、持っているのです。