こんにちは。
6月に注文させていただきました。靴の表面には文字を入れたくなかったので、内側(中敷にあたる部分)に裏から二人の名前と日付を彫っていただきました。靴の表面はツルツル・ピカピカで中の文字の思っていたより映えてとても素敵に仕上がっていました。
アドバイスを下さり、ありがとうございました。7月18日に挙式を行いましたが、神父様もガラスの靴を見て「おぉ!」と驚いていました。
指輪の交換の時には、神父様が指輪を取って手の平に渡してくれるため、リボンは使用せず、そのままリングをのせてもらいました。コインはちゃんと付けましたよ。滑らないようになっているため、とても便利でした。色々な工夫がされていてよかったです。
一生大切にしますね。
本当にありがとうございました。
N&Y
写真(下)にある、ガラスの靴の足元、「赤い台」の胸を飾る”コサージュ”は、N&Y様のオリジナル・アレンジ。赤い台の箱の仕組みを利用したもの。過去、ガラスの靴に、ネイル飾りを付けたりなど、ガラスの靴本体にオリジナル・アレンジをされた方はいらっしゃいましたが、こうして箱にもひと工夫を加えられたのは、N&Y様がはじめてです。
そこで思い出したのは、「エルメス」のロゴ。 「主人が座っていない、空席の馬車」 このロゴについて、鳥取絹子著「フランスのブランド美学」(文化出版局)に、”「エルメスは最高の品物を用意しますが、それを御すのはお客さま自身です」という意味が込められているそうだ”と紹介されています。
N&Y様のように、オリジナル・アレンジを加えていかれることは、お手元に到着した、ご自身の「ガラスの靴」を”ご自身で御している”ということ。 永遠に解けない魔法の象徴「ガラスの靴」を、ご自身で御す、ということ。
だから、N&Y様は、永遠の魔法を、ご自身のものにされたということ。
追伸: N&Y様は、じつは、ずいぶん工夫して、写真も選び、文章も書いておられます。商品の説明的には書きづらいコンフォートクックの「意図・意志」を、なるべく大勢の方に伝えられたら・・・と、工夫していただいたことも、言外に伝わってきて、これにはほんとに感激しました。
神父が両手に「ガラスの靴」を持つ写真も、どうして「赤い台」の上に「ガラスの靴」が載った”化粧箱の仕組み”になっているのかを、じつは、イメージで示すものなのです。
もしも「ガラスの靴」を裸で持ったら、その状態で「体」を動かしたら、そのうちに、丸っこい「ガラスの靴」ですから、その天面、”指輪”を載せた天面が、ちゃんと”上”を向いているのか、あやしくなります。
この「赤い台」に載った「ガラスの靴」では、”丸っこい”「ガラスの靴」は直接持たず、”四角い板”を持つことになるので、「ガラスの靴」を目視しなくても、感覚的に、「水平」に保つことがしやすくなるのです。 小さなリングボーイに持ってもらうときも、だから安心なのです。
なお、お手紙中にある、エッチング仕様: ”内側(中敷にあたる部分)に裏から二人の名前と日付を彫っていただきました”も、近々、正式に「オプション仕様」にします。この新しい仕様のことも、読んだ方に、それがどんなイメージなのか、空想できるように、具体的に書かれているのです。そのお気遣いに、ただ、感嘆します。
ありがとうございました。